新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

触れる - 新潟の伝統工芸の展示会など

2018.10.05

伝統技術の粋を集めた企画展 〜伝統仏壇から新作小物まで〜 @旧小澤家住宅(新潟市中央区)

【終了】第7回新潟仏壇工芸展

The 7th Niigata Butsudan Exhibition at Kyu Ozawake

開催:2018年10月16日 TUE 〜11月11日 SUN 9:30~17:00(期間中休館日あり)

新潟・白根仏壇

投稿日:2018年10月5日 更新日:

Japanese page English page

The 7th Niigata Butsudan (Buddhist Altar) Exhibition

【終了しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。催事レポートを是非ご覧ください。】

伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 伝統仏壇と新作小物の展示&ワークショップ&工芸士実演

旧小澤家住宅

2018年 1016日(火) ー1111日(日)

OPEN 9:30ー17:00(10/22月・29月、11/5月・6火は休館)

会場:北前船の時代館 旧小澤家住宅 新潟市文化財
入館料 一般:200円 小学生・中学生:100円
※11/3 文化の日は入館料無料
※土日祝日は小中学生無料
新潟市中央区上大川前通12-2733 tel. 025-222-0300

毎年恒例、秋の「新潟仏壇工芸展」の時期となりました。今年も会場は旧小澤家住宅にて、熟練仏壇職人の皆さんによる展示、製作体験、実演を行います。

10/21、28、11/3 は、仏壇の匠たちによるワークショップ11/4 は蒔絵師による実演を実施いたします。しかも今回は、製作体験をされた方にもれなく参加賞を、また、併催の「越後生紙展」でも製作体験をされた方には、仏壇小物と和紙の景品が当たるお楽しみくじをご用意しています!

展示会では伝統仏壇だけでなく、仏壇製作の高度な技術を生かした各工房の小物もバリエーション豊かに並びます。
また、昨年同会場にてお披露目、今年5月のタクミクラフト古民家展でも好評を博したNIIGATA TAMATEBAKO 新潟玉手箱も好評につきアンコール展示いたします。


仏壇技術の粋が詰まった意欲作

新潟仏壇組合パンフ新潟仏壇組合パンフ

チラシのダウンロード

新潟仏壇 五職の匠

仏壇は、5つの専門工程による分業で製作されます。

木地師

木地師
良質の天然木を用い、ほとんど釘を使わない組み立て方式。仏壇の土台となる原型を細部まで造ります。

彫師

彫師
平彫り、丸彫り、立体感を出す重ね彫り等、何種類もの彫刻刀を駆使して仏壇内部の図柄を彫り出します。

金具

金具師
銅や真鍮にタガネで丹念に打ち出します。飾り金具の多さと魚々子(ななこ)紋様が新潟仏壇の特徴です。

塗師

塗師
下地を塗り、何度も繰り返し漆を塗り仕上げた後、金箔を一枚ずつ貼っていきます。その後、組み立ても行います。

蒔絵師

蒔絵師
漆を使い様々な絵模様を描き、金粉等で着色します。美しい蒔絵を多く使用しているのも新潟仏壇の特徴です。

新潟仏壇の職人によるワークショップ&実演

金具、蒔絵の技術を使った製作体験は、小学生以上からどなたでもお楽しみいただけます。料金は各500円、製作時間は30分程度です。ご自分で作った作品はお持ち帰りいただけます。
また、新潟仏壇 伝統工芸士による蒔絵製作の実演は、ご自由にご覧いただけます。

ワークショップ(製作体験)の参加賞をプレゼント!

製作体験された方全員に、仏壇屋さんからの小さなグッズを差し上げます。

金具打ちによるネームプレート作り

10/21・28(日) 金具打ちによるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 台所

蒔絵によるネームプレート作り

11/3(土・祝) 蒔絵によるネームプレート作り ※文化の日は入館料無料 
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です。)

11/3(土・祝) 11/4(日) 伝統工芸士による蒔絵実演 ※文化の日は入館料無料 
会場:旧小澤家住宅内 台所

10月21日から毎週日曜に実施されるワークショップ。予約不要、ご希望の方順にご案内しますので、職人さんにお声がけください。なお、当日は同会場で併催されている「越後生紙展」のワークショップも開催されます。両方のワークショップをダブルで体験した方は「お楽しみくじ」でプレゼントが当たります。

お楽しみくじ

新潟仏壇組合とは

新潟の街で仏壇業を営む同業者の集まりが起源で、最古の店(昭和中期に閉店)は元禄年間創業と言われています。

その後、明治・大正の殷盛期を迎え大正6年に新潟市佛壇業組合を設立、昭和24年に発足の新潟県宗教用具協同組合を経て、同52年に新潟市仏壇業協同組合を設立(当時43事業所)。同55年には伝統的工芸品産地の指定を受けました。

現在は10事業所(内、伝統工芸士7名)で、伝統的技術・技法の伝承、その他の信仰事業の推進活動を続けています。

新潟仏壇組合 事務局 e-mail:haga-fba@ec2.technowave.ne.jp


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

新潟仏壇工芸展

【Event Finished】The 14th Niigata Butsudan(Buddhist Altar) with Ikebana(Japanese flower arrangement) Exhibition and Workshop at Kyuozawake Residence

The Exhibition finished successfully. 第14回新潟仏壇工芸展     The 14th Niigata Butsudan(Buddhist Altar) …

【終了】足立茂久商店 新潟絵屋+吉川酒店 2会場特別展示販売

日本海に面した寺泊山田集落で、江戸時代から続く県内唯一の篩屋(ふるいや)として、裏ごし、蒸籠など曲物を製造する足立茂久商店。 このたび、新潟絵屋のショップスペースでは11代目足立照久さんが創作した曲物 …

新潟県伝統的工芸品展2020

【終了】第36回新潟県伝統的工芸品展

  The 36th Niigata Traditional Craft Exhibition in Nagaoka, NIIGATA 【終了しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。タ …

第37回 新潟県伝統的工芸品展 タクミクラフト会場レポート

2021年2月21日(日)朱鷺メッセで1日限りの開催  37回目を迎えた今年の新潟県伝統的工芸品展は、新潟市にある朱鷺メッセを会場に、1日限りで開催されました。当初は2月最初の週末に三条で行われる予定 …

第34回新潟県伝統的工芸品展 タクミクラフト出展レポート

第34回新潟県伝統的工芸品展 (略して県伝展!) 2018/2/17-18の週末、今年も年一度の伝統工芸の祭典がアオーレ長岡で開催されました。今年は年明けから途切れることなく雪が降り続けている新潟、こ …

匠の言葉、製作風景

匠へのインタビューレポート、製作する姿を追ったショートムービー

伝統を育む風土、
匠に聞く豆知識

16の伝統的工芸品にまつわるあれこれ

手に取る工芸品、
目の前の匠

実際に工芸品をみる、つくり手に出会えるチャンス

匠の技をなぞる

製作体験ができる工房、施設、イベント

手元に置きたい!
持ち帰る工芸品

工芸品が購入できる店、施設、イベント

これからの工芸

新しい取組、産地の若手職人情報

解説: 調べる 注意: これは現在の親テーマ内のファイルです。 ファイルを更新 WordPress のご利用ありがとうございます。 バージョン 4.7.2