The 13th Niigata Butsudan(Buddhist Altar)Exhibition
伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 現代仏壇と新作小物の展示&ワークショップ&工芸士実演
新企画 いけばなと漆のコラボ展示 漆で魅せる”今”のいけばな「花×漆 -新潟はなうるし」
2024年 10月12日(土) ー11月4日(月・休)
OPEN 9:30ー17:00(10/15火・21月・28月は休館)
会場:北前船の時代館 旧小澤家住宅 新潟市文化財
入館料 一般:200円 小学生・中学生:100円
※ 観覧券の販売は16 : 30終了
※11/3 文化の日は入館料無料
※土日祝日は小中学生無料
新潟市中央区上大川前通12-2733 tel. 025-222-0300
毎年恒例、秋の「新潟仏壇工芸展」の時期となりました。今年も会場は旧小澤家住宅にて、熟練仏壇職人の皆さんによる展示、製作体験、実演を行います。今回は毎年人気の催しに加えて、
昨年に続き2度目となるいけばなと漆のコラボ展示 漆で魅せる”今”のいけばな「花×漆 -新潟はなうるし」も藤の間を中心に展開。今年はいけばなの企画にも厳かな礼式生の実演や、いけばな体験が加わり、パワーアップして開催されます。
10/13、20、11/3 は、仏壇の匠たちによるワークショップ
10/26 14:30、27 10:00 は、いけばな体験を行います
体験お申し込みこちら
旧小澤家住宅 TEL 025-222-0300
または会場の問い合わせフォームより参加希望日時と共にお申し込みください。
両日まだ空きがあるため、10月24日(木)17時までお申し込みいただけます。
10/26、27、11/4 はいけばな「礼式生」実演を行います
仏壇の技を生かした小物の展示
展示会ではお仏壇だけでなく、仏壇製作の高度な技術を生かした小物もバリエーション豊かに並びます。各工房それぞれの技とアイディアが光った逸品、きっとお気に入りが見つかるはずです。
新潟仏壇 挑戦の歩み
蔵の展示では、新潟仏壇組合のメンバーが力をあわせて挑んできた、これまでの取り組みをご紹介します。特に平成13年から18年にかけて、産官学の取組で試作製作された現代仏壇のバリエーションにご注目ください。その他、アートワークの制作協力事例などもパネルでご覧いただけます。
蔵の中でもひときわ目立つ青い現代仏壇(写真は2020年の展示風景)
PDFダウンロード
新潟仏壇の職人によるワークショップ&実演
金具、蒔絵の技術を使った製作体験は、小学生以上からどなたでもお楽しみいただけます。
料金は各600円、製作時間は30分程度です。ご自分で作った作品はお持ち帰りいただけます。
また、新潟仏壇 伝統工芸士による蒔絵製作の実演は、ご自由にご覧いただけます。
ワークショップ(製作体験)
10/13(日)10/20(日) 金具打ちによるネームプレート作り
11/3(日祝) 蒔絵によるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です)
午前の部 10: 00〜12:00
午後の部 13:00〜16:00
10/14(月・祝) 11/3(日・祝)伝統工芸士による蒔絵実演
会場:旧小澤家住宅内 台所
ワークショップは予約不要、当日ご希望の方順にご案内しますので、会場で職人さんにお声がけください。
「花×漆-新潟はなうるし」
新潟仏壇の匠が作る漆花台といけばなのコラボを通じ、花と漆のある暮らしをご提案します。畳や床の間のある生活様式が増々遠のく今こそ、正式な作法でお花をいける礼式生の実演やいけばな体験を実施します。
いけばな協力: 須田寛子社中(池坊)
明治期の新潟町の暮らしと文化を伝える旧小澤家住宅、そしてそこに不可欠な自然からの命ある贈り物 “漆” と “花”、会期中の会場をいけばなで美しく彩ります。畳や床間のある生活様式が遠のく今こそ、正式な作法でお花をいける礼式生、いけばな体験も実施します。 いけばな協力 須田寛子社中(池坊)
いけばな展示:10/12㊏ ~11/4㊊㊡
いけばな体験: 10/26㊏ ・27㊐(有料・要申込み 詳細は下記画像をご覧ください)
いけばな「礼式生」実演: 10/26㊏ ・27㊐・11/4㊊㊡
展示スケジュール
会場では、適宜お花のいけこみ(準備)や撤花の作業をされていますので、いけばなに関するご質問など、出瓶者の皆さんにお気軽にお声がけください。
新潟仏壇 五職の匠
仏壇は、5つの専門工程による分業で製作されます。
木地師
良質の天然木を用い、ほとんど釘を使わない組み立て方式。仏壇の土台となる原型を細部まで造ります。
彫師
平彫り、丸彫り、立体感を出す重ね彫り等、何種類もの彫刻刀を駆使して仏壇内部の図柄を彫り出します。
金具師
銅や真鍮にタガネで丹念に打ち出します。飾り金具の多さと魚々子(ななこ)紋様が新潟仏壇の特徴です。
塗師
下地を塗り、何度も繰り返し漆を塗り仕上げた後、金箔を一枚ずつ貼っていきます。その後、組み立ても行います。
蒔絵師
漆を使い様々な絵模様を描き、金粉等で着色します。美しい蒔絵を多く使用しているのも新潟仏壇の特徴です。
新潟仏壇組合とは
新潟の街で仏壇業を営む同業者の集まりが起源で、最古の店(昭和中期に閉店)は元禄年間創業と言われています。
その後、明治・大正の殷盛期を迎え大正6年に新潟市佛壇業組合を設立、昭和24年に発足の新潟県宗教用具協同組合を経て、同52年に新潟市仏壇業協同組合を設立(当時43事業所)。同55年には伝統的工芸品産地の指定を受けました。
現在は5事業所(内、伝統工芸士7名)で、伝統的技術・技法の伝承、その他の信仰事業の推進活動を続けています。
新潟仏壇組合 事務局 e-mail:haga-fba@ec2.technowave.ne.jp
皆様のご来場、心よりお待ちしています。