新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

触れる - 新潟の伝統工芸の展示会など

2023.09.26

旧小澤家住宅

第12回 新潟仏壇工芸展【終了】

新企画 漆で魅せる”今”のいけばな「花×漆 -新潟はなうるし」

開催:2023年10月14日 SAT 〜11月5日 SUN 9:30~17:00(期間中休館日あり)

投稿日:2023年9月26日 更新日:

たくさんのご来場誠にありがとうございました。

新潟仏壇工芸展

The 12th Niigata Butsudan(Buddhist Altar)Exhibition

伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 現代仏壇と新作小物の展示&ワークショップ&工芸士実演
新企画 いけばなと漆のコラボ展示 漆で魅せる”今”のいけばな「花×漆 -新潟はなうるし」

旧小澤家住宅

2023年 1014日(土) ー115日(日)

OPEN 9:30ー17:00(10/16月・23月・30月は休館)

会場:北前船の時代館 旧小澤家住宅 新潟市文化財
入館料 一般:200円 小学生・中学生:100円
※ 観覧券の販売は16 : 30終了
※11/3 文化の日は入館料無料
※土日祝日は小中学生無料
新潟市中央区上大川前通12-2733 tel. 025-222-0300

毎年恒例、秋の「新潟仏壇工芸展」の時期となりました。今年も会場は旧小澤家住宅にて、熟練仏壇職人の皆さんによる展示、製作体験、実演を行います。今回は毎年人気の催しに加えて、

新企画のいけばなと漆のコラボ展示 漆で魅せる”今”のいけばな「花×漆 -新潟はなうるし」が開催されます。

10/15、22、11/3 は、仏壇の匠たちによるワークショップ

10/29、11/3 は蒔絵師による製作実演を行います

仏壇の技を生かした小物の展示
展示会ではお仏壇だけでなく、仏壇製作の高度な技術を生かした小物もバリエーション豊かに並びます。各工房それぞれの技とアイディアが光った逸品、きっとお気に入りが見つかるはずです。

新潟仏壇 挑戦の歩み
蔵の展示では、新潟仏壇組合のメンバーが力をあわせて挑んできた、これまでの取り組みをご紹介します。特に平成13年から18年にかけて、産官学の取組で試作製作された現代仏壇のバリエーションにご注目ください。その他、アートワークの制作協力事例などもパネルでご覧いただけます。

蔵の中の展示
蔵の中でもひときわ目立つ青い現代仏壇(写真は2020年の展示風景)

新潟仏壇工芸展パンフレット

PDFダウンロード

パンフレット表面

パンフレット中面


新潟仏壇の職人によるワークショップ&実演

金具、蒔絵の技術を使った製作体験は、小学生以上からどなたでもお楽しみいただけます。
料金は各600円、製作時間は30分程度です。ご自分で作った作品はお持ち帰りいただけます。
また、新潟仏壇 伝統工芸士による蒔絵製作の実演は、ご自由にご覧いただけます。

ワークショップ(製作体験)

新潟仏壇工芸展ワークショップ

10/15(日)・10/22(日) 金具打ちによるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です)

新潟仏壇工芸展パンフレット

新潟仏壇工芸展 実演

10/29(日) 11/3(金・祝)伝統工芸士による蒔絵実演
会場:旧小澤家住宅内 台所

ワークショップは予約不要、当日ご希望の方順にご案内しますので、会場で職人さんにお声がけください。

花×漆-新潟はなうるし

花と漆のコラボレーション、新潟仏壇組合の塗箔師による新作「漆の花台」にいけばなを展示します。

時代の流れとともに変化し続ける私たちの住まいや暮らし方。新潟仏壇も、伝統を重んじながらも時にその形を変え、現代の暮らしにあうお仏壇を考え存続してきました。今回は床の間にお花をいけるという美しい文化を、漆の花台を舞台に現代の生活にご提案します。
いけばな協力: 須田寛子社中(池坊)

生花

PHOTO masataka chiba

会期中、須田寛子社中(池坊)の皆さん、総勢15 名による いけばなが会場を美しく彩ります。日時、出瓶者によって展示は様々に変化し、最終週の 11 月1日〜 5日は合作も加わり一番の盛り上がりをみせます。

展示スケジュール

花×漆-新潟はなうるし

スケジュールPDF

また、台所では下記日程にて、お花のいけこみ(準備)の様子をご覧いただけます。

  • 10月14日(土)9:30〜11:30
  • 10月17日(火)15:00〜17:00
  • 10月21日(土)9:30〜11:30
  • 10月24日(火)15:00〜17:00
  • 10月28日(土)9:30〜11:30
  • 10月31日(火)15:00〜17:00
  • 11月  2日(木)15:00〜17:00
  • 11月  3日(金祝)9:30〜11:30

いけばなに関するご質問など、出瓶者の皆さんにお気軽にお声がけください。


新潟仏壇 五職の匠

仏壇は、5つの専門工程による分業で製作されます。

木地師

木地師
良質の天然木を用い、ほとんど釘を使わない組み立て方式。仏壇の土台となる原型を細部まで造ります。

彫師

彫師
平彫り、丸彫り、立体感を出す重ね彫り等、何種類もの彫刻刀を駆使して仏壇内部の図柄を彫り出します。

金具

金具師
銅や真鍮にタガネで丹念に打ち出します。飾り金具の多さと魚々子(ななこ)紋様が新潟仏壇の特徴です。

塗師

塗師
下地を塗り、何度も繰り返し漆を塗り仕上げた後、金箔を一枚ずつ貼っていきます。その後、組み立ても行います。

蒔絵師

蒔絵師
漆を使い様々な絵模様を描き、金粉等で着色します。美しい蒔絵を多く使用しているのも新潟仏壇の特徴です。

新潟仏壇組合とは

新潟の街で仏壇業を営む同業者の集まりが起源で、最古の店(昭和中期に閉店)は元禄年間創業と言われています。

その後、明治・大正の殷盛期を迎え大正6年に新潟市佛壇業組合を設立、昭和24年に発足の新潟県宗教用具協同組合を経て、同52年に新潟市仏壇業協同組合を設立(当時43事業所)。同55年には伝統的工芸品産地の指定を受けました。

現在は7事業所(内、伝統工芸士7名)で、伝統的技術・技法の伝承、その他の信仰事業の推進活動を続けています。

新潟仏壇組合 事務局 e-mail:haga-fba@ec2.technowave.ne.jp

皆様のご来場、心よりお待ちしています。

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