The 7th Niigata Butsudan (Buddhist Altar) Exhibition
【終了しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。催事レポートを是非ご覧ください。】
伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 伝統仏壇と新作小物の展示&ワークショップ&工芸士実演
2018年 10月16日(火) ー11月11日(日)
OPEN 9:30ー17:00(10/22月・29月、11/5月・6火は休館)
会場:北前船の時代館 旧小澤家住宅 新潟市文化財
入館料 一般:200円 小学生・中学生:100円
※11/3 文化の日は入館料無料
※土日祝日は小中学生無料
新潟市中央区上大川前通12-2733 tel. 025-222-0300
毎年恒例、秋の「新潟仏壇工芸展」の時期となりました。今年も会場は旧小澤家住宅にて、熟練仏壇職人の皆さんによる展示、製作体験、実演を行います。
10/21、28、11/3 は、仏壇の匠たちによるワークショップ、11/4 は蒔絵師による実演を実施いたします。しかも今回は、製作体験をされた方にもれなく参加賞を、また、併催の「越後生紙展」でも製作体験をされた方には、仏壇小物と和紙の景品が当たるお楽しみくじをご用意しています!
展示会では伝統仏壇だけでなく、仏壇製作の高度な技術を生かした各工房の小物もバリエーション豊かに並びます。
また、昨年同会場にてお披露目、今年5月のタクミクラフト古民家展でも好評を博したNIIGATA TAMATEBAKO 新潟玉手箱も好評につきアンコール展示いたします。
新潟仏壇 五職の匠
仏壇は、5つの専門工程による分業で製作されます。
木地師
良質の天然木を用い、ほとんど釘を使わない組み立て方式。仏壇の土台となる原型を細部まで造ります。
彫師
平彫り、丸彫り、立体感を出す重ね彫り等、何種類もの彫刻刀を駆使して仏壇内部の図柄を彫り出します。
金具師
銅や真鍮にタガネで丹念に打ち出します。飾り金具の多さと魚々子(ななこ)紋様が新潟仏壇の特徴です。
塗師
下地を塗り、何度も繰り返し漆を塗り仕上げた後、金箔を一枚ずつ貼っていきます。その後、組み立ても行います。
蒔絵師
漆を使い様々な絵模様を描き、金粉等で着色します。美しい蒔絵を多く使用しているのも新潟仏壇の特徴です。
新潟仏壇の職人によるワークショップ&実演
金具、蒔絵の技術を使った製作体験は、小学生以上からどなたでもお楽しみいただけます。料金は各500円、製作時間は30分程度です。ご自分で作った作品はお持ち帰りいただけます。
また、新潟仏壇 伝統工芸士による蒔絵製作の実演は、ご自由にご覧いただけます。
ワークショップ(製作体験)の参加賞をプレゼント!
製作体験された方全員に、仏壇屋さんからの小さなグッズを差し上げます。
10/21・28(日) 金具打ちによるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 台所
11/3(土・祝) 蒔絵によるネームプレート作り ※文化の日は入館料無料
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です。)
11/3(土・祝) 11/4(日) 伝統工芸士による蒔絵実演 ※文化の日は入館料無料
会場:旧小澤家住宅内 台所
10月21日から毎週日曜に実施されるワークショップ。予約不要、ご希望の方順にご案内しますので、職人さんにお声がけください。なお、当日は同会場で併催されている「越後生紙展」のワークショップも開催されます。両方のワークショップをダブルで体験した方は「お楽しみくじ」でプレゼントが当たります。
新潟仏壇組合とは
新潟の街で仏壇業を営む同業者の集まりが起源で、最古の店(昭和中期に閉店)は元禄年間創業と言われています。
その後、明治・大正の殷盛期を迎え大正6年に新潟市佛壇業組合を設立、昭和24年に発足の新潟県宗教用具協同組合を経て、同52年に新潟市仏壇業協同組合を設立(当時43事業所)。同55年には伝統的工芸品産地の指定を受けました。
現在は10事業所(内、伝統工芸士7名)で、伝統的技術・技法の伝承、その他の信仰事業の推進活動を続けています。
新潟仏壇組合 事務局 e-mail:haga-fba@ec2.technowave.ne.jp