新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

繋がる - 新潟の伝統工芸の新しい挑戦

2017.02.12

工芸茶店参加作家 大橋保隆さん/鎚起銅器

「第33回新潟県伝統的工芸品展」タクミクラフト+田中清助商店 工芸茶店にご参加いただいた工芸作家の皆さんをご紹介します。

大橋保隆さんの湯沸

投稿日:2017年2月12日 更新日:

作家_大橋保隆さん金物・洋食器の街として知られる新潟県燕市に生まれた大橋保隆さんは、鎚起銅器職人の父の背中を見て育ち、小さい頃から夢は“職人”だったという。中学を卒業後、世間を知る為の修行に出た後、鎚起銅器の世界に入った。鎚起銅器とは、新潟県燕市に200年前から伝わる伝統工芸。一枚の銅板を金鎚でひたすらに叩き起こし、鍋、湯沸、カップなど、様々な形をつくり出す技術だ。
「銅という金属は、長い人類の歴史の中で身近なものとして親しまれてきました。使い込まれる程に風合いや艶を深め、成長してゆく器です」と大橋さん。職人の修行を始め20年目。手仕事の世界から想像力を育めるような器づくりを目指し、創作活動を続けている。大橋さんの小さな工房では、今日も銅を叩くカンカンカンカン…という小気味良い音が響き渡っている。

TEXT:新潟モノ物語

会場に来てくださった大橋さん、湯沸しを手に

大橋さんのカップ大橋保隆さんの建水・湯沸大橋保隆さんの豆皿・カップ

 
 
 
 
 

鎚起銅器職人 大橋保隆さん
〒959-1200 新潟県燕市中央通2丁目3-43-1
TEL/FAX 0256-66-3936
E-mail info@higesyokunin.lovepop.jp
Facebook 鎚起銅器職人大橋保隆
職人 大橋保隆

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