地元 燕の企業とコラボし、蒔絵をあしらったデザートスプーンは口当たりなめらか
三条仏壇 蒔絵部門の伝統工芸士、春日美雪さんの手から生まれる蒔絵は、実に華やかで、艶やかだ。春日さんがさらさらさらと筆を走らせるだけで、そこがパッと明るく輝く。最近は、仏壇だけでなく、箸、皿、名刺入れ、スマホケース、手鏡・・・漆がのるものならなんにでも描く。材質も木だけではない、プラスチックや革、金属と幅を広げてきた。最近は地元燕三条地域のカトラリーにも春日さんの花が舞う。
本来蒔絵師は、仏壇の引き戸や扉に伝統的な画を描き、日々手を合わせ、ご先祖様、そして自分自身と静かに対話するための時間に彩りを加えてきた。春日さんが今、仏壇だけでなく様々な生活用品に蒔絵を施すことは、その品物を身につける人々の日常に、日々時間に追われ、自己と向き合うことを忘れがちな私たちの暮らしに、そっと彩りを加えているのだと思う。
PHOTO:(人物)春日 昭二/(作品)ナカニシ ミカ
三条ものづくり学校では、春日さんの指導のもと蒔絵体験をすることができます。
206号室 山田仏壇店 体験工房「塗場」 毎週土日オープン(春日さんの滞在は土曜のみ)
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蒔絵部門 伝統工芸士 春日美雪さん
〒955-0844 新潟県三条市桜木町12-38 2F 206号室
三条ものづくり学校 山田仏壇店 体験工房「塗場」
TEL 0256-32-4428 (山田仏壇店)
E-mail info@yamadabutudan.com (山田仏壇店)
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