新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

繋がる - 新潟の伝統工芸の新しい挑戦

2017.02.11

工芸茶店参加作家 足立茂久商店 足立照久さん/寺泊山田の曲げわっぱ

「第33回新潟県伝統的工芸品展」タクミクラフト+田中清助商店 工芸茶店にご参加いただいた工芸作家の皆さんをご紹介します。

足立茂久商店 花立(限定品)

投稿日:2017年2月11日 更新日:

柏崎の恒炎窯とコラボした曲輪の花立

足立茂久商店 足立照久さんかつて曲げ物の生産地として栄えた新潟県の海沿いの集落、寺泊山田は、街道沿いに昔ながらの木造家屋が軒を連ね、西側には雄大な日本海が広がる場所。江戸時代から続く足立茂久商店は、集落で今もなお続くただ一軒の篩屋(ふるいや)で、現在は11代目の足立照久氏が、フルイや裏ごし、わっぱ蒸籠などの曲げ物を、手作業で製造している。
地道に丁寧に作り出されるフルイや裏ごしは、新潟県内外の和菓子店や割烹、旅館など、その道のプロたちが修理を依頼しながら愛用し続けている調理道具だ。最近では、曲げ物が持つ柔らかな美しさを生かした照明やスツールなど、インテリア商品の開発にも着手。長い歴史を持つ曲げ物の利用シーンを、台所からリビングへと広げる試みが始められている。

PHOTO & TEXT:新潟モノ物語 足立さんの特集記事はこちら

 
 
 

足立茂久商店_曲輪スツール足立茂久商店の曲輪スツール足立茂久商店 球体

受注生産の曲輪スツールと球体 
一番左の写真手前のスツールは、沼垂で活動中の染織家、ISANA 中川なぎささんの作品を張地にしたもの(参考商品)
PHOTO(左・中央):新潟モノ物語

寺泊山田の曲げわっぱ 足立茂久商店 足立照久さん
〒940-2526 新潟県長岡市寺泊山田1289
TEL/FAX 0258-75-3190
 
タクミクラフト 工芸茶店でご紹介していたスツール(モケット赤・青・緑、一重刺子)と曲輪の球体、花立は、上記にて販売しています。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

佐藤裕美さん 蒔絵アクセサリー

工芸茶店参加作家 佐藤裕美さん/新潟仏壇 蒔絵師

本漆を用いた蒔絵アクセサリー。おにぎり、笹だんごと新潟ならではのモチーフに思わず頬が緩む。 幼い頃からずっと絵を描くことが大好きで、イラストレーターとして活躍中の佐藤裕美さん。カラフルな手形が予想外の …

コイオキin小千谷縮

コイオキ in 小千谷縮 | 仏壇の匠がコラボレーション

タクミクラフト 古民家展2018 にてお披露目&予約受付 @北方文化博物館 常盤荘 2018.05.03 – 06 【終了しました】 タクミクラフト 古民家展2018 開催 コイオキ in …

色漆鯉展示

古民家展参加作家 羽賀佛壇店 羽賀良介さん・富美子さん/新潟仏壇

伝統的工芸品 新潟・白根仏壇の塗箔師・羽賀良介さんと蒔絵師・富美子さん。ご夫婦揃っての伝統工芸士として、漆や金箔を巧みに操り、伝統の技術を忠実に継承しながら日々仏壇の製作に向きあうお二人が、この度、世 …

鈴木浩昭さんポートレイト

古民家展参加作家 鈴木石太郎タンス店 鈴木浩昭さん/加茂桐簞笥

鈴木浩昭さん 自身の工房にて 創業明治20年、伝統的工芸品 加茂桐簞笥の老舗 鈴木石太郎タンス店の熟練職人。全国最大の産地である加茂で、桐簞笥が造られるようになったのは220年以上前。江戸時代末期より …

三条仏壇 蒔絵カトラリー

工芸茶店参加作家 春日美雪さん/三条仏壇 蒔絵師

地元 燕の企業とコラボし、蒔絵をあしらったデザートスプーンは口当たりなめらか 三条仏壇 蒔絵部門の伝統工芸士、春日美雪さんの手から生まれる蒔絵は、実に華やかで、艶やかだ。春日さんがさらさらさらと筆を走 …

匠の言葉、製作風景

匠へのインタビューレポート、製作する姿を追ったショートムービー

伝統を育む風土、
匠に聞く豆知識

16の伝統的工芸品にまつわるあれこれ

手に取る工芸品、
目の前の匠

実際に工芸品をみる、つくり手に出会えるチャンス

匠の技をなぞる

製作体験ができる工房、施設、イベント

手元に置きたい!
持ち帰る工芸品

工芸品が購入できる店、施設、イベント

これからの工芸

新しい取組、産地の若手職人情報

解説: 調べる 注意: これは現在の親テーマ内のファイルです。 ファイルを更新 WordPress のご利用ありがとうございます。 バージョン 4.7.2