新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

買う - 新潟の伝統工芸の新商品販売

2018.09.14

長岡ならではの逸品をご紹介

長岡仏壇「蒔絵ぐい呑み 十分盃・馬上盃」

Unique Aulminum Sake Cup with Urushi Makie by Nagaoka Butsudan Artisan

廣川さん古民家展2018

投稿日:2018年9月14日 更新日:

左 本漆塗り 馬上盃|中央 本漆塗り・蒔絵 十分盃|右 蒔絵ぐい呑み〈竹生島〉
photo: morihashi 古民家展2018より

長岡仏壇×長岡鋳造技術 長岡の技が結集した変わりぐい呑み

皆さんは、十分盃という不思議なからくり盃をご存知ですか?
タクミクラフト 古民家展2018」でも展示した長岡仏壇 廣川仏壇店製の蒔絵ぐい呑みの中から、からくりが楽しい十分盃と、ワイングラスのような形が素敵な馬上盃の2種ををご紹介します。あわせて、タクミクラフト・ショップでも十分盃・馬上盃のお取り扱いを開始いたします。
長岡が誇る鋳造技術で製作されたアルミ製のぐい呑みに、伝統的工芸品 長岡仏壇の匠による本漆塗り、蒔絵の伝統工芸士による装飾が施されています。飾って美しく、使って驚きのぐい呑みを是非お手元でご堪能ください。

■「十分盃」 とは・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
十分盃イラスト

十分盃とは、サイフォン式のからくり酒器です。お酒を注ぐと、盃の八分目までは何も起こりませんが・・・並々と注いだ途端!盃の底の穴から、お酒が一気に流れ出てしまいます。あわや、手元の盃には一滴のお酒も残りません・・・。

「欲張らぬ」精神を込めた盃
このようなサイフォンの原理を利用した器は遠くギリシャや中国にも存在し、日本では江戸時代に広まりました。同様の器が、石垣島には「教訓茶碗」、山形には「八分杯」、そして新潟・長岡では「十分盃」として伝わりました。遡ること1687年、時の長岡藩三代藩主 牧野忠辰(ただとき)は、十分杯が伝える『満つれば欠く』というメッセージに感銘を受け、自分自身の戒めにするとともに、家臣たちに倹約の精神を説いたと伝えられています。また、のちの初代長岡市長 牧野忠篤がこの先人の教えを盃に込め、名陶工 宮川香山に製作を依頼した十分盃も残されています。
— 以上、WEB 「な!ナガオカ」 より引用

十分盃の本体は、長岡の老舗製造メーカー アルモ株式会社が、高度なアルミニウム鋳造技術で製作しています。第54回全国推奨観光土産品審査会で、日本商店連盟会長賞を受賞した十分盃に、長岡仏壇伝統の漆塗と蒔絵で装飾を施した、由来も技術も長岡ならでは!の逸品です。

十分盃イラスト

十分盃 サイフォン式からくりの仕組み

馬上盃

馬上盃 馬の背中で優雅に乾杯!?

〈蒔絵ぐい呑み〉

  • 広川仏壇の十分盃
    十分盃 完売・受注販売 予約受付中
    47,500円(税込)
    在庫完売につき、受注販売を承ります。
    現在、受注後約2ヶ月で納品予定です。
    ご不明点はお問い合わせください。
    info@takumicraft.com
  • 広川仏壇の馬上盃
    馬上盃 生産終了品・現品限り
    10,000円(税込)

■製品情報
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

製作: 有限会社廣川仏壇店 × アルモ株式会社
材質: 本体アルミ(昔ながらの製法で1つ1つ手作りされた、アルミ合金の鋳造品です。)
仕上: 本漆塗り、本金蒔絵、螺鈿細工(十分盃のみ)
寸法: 【十分盃】 Φ68mm(飲み口部分)xH40mm、100g 【馬上盃】 Φ64mm(飲み口部分)×H90mm、134g
Made in Niigata, Japan

広川仏壇のぐい呑み用桐箱

・専用桐箱に入れてお届けします。
・お好きな絵柄や文字などオーダーメイドの蒔絵を有償で施すこともできます。 info@takumicraft.com までお問い合わせください。

・上記2種の他にも、シンプルな形のぐい呑みに新潟ゆかりの絵柄などを施したものなど多数ございます(8,000円〜)。ご興味のある方は廣川仏壇店、または、info@takumicraft.com までお問い合わせください。

・十分盃は在庫完売につき、受注生産にて対応させていただきます。現在、受注後約2ヶ月でお届けの予定です。
・馬上盃は生産終了品、現品限りの商品となります。売り切れの際はご容赦ください。

※一つ一つ手作業で製作しているため、蒔絵の表情はすべて異なります。写真はイメージとしてご覧ください。

■作家プロフィール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

伝統的工芸品 長岡仏壇 廣川仏壇店

長岡仏壇

明治創業、140年余りの歴史をもつ廣川仏壇店会長の廣川勝彦さんは、長岡地域仏壇協同組合の理事長も務める産地のリーダー。伝統の長岡仏壇を継承しつつ、デザイン、技巧を凝らした新型仏壇の製作など新しい試みにも産地組合員とともに果敢に取り組み、全国伝統的工芸品仏壇仏具展においては最高位の通産大臣賞をはじめとする、栄誉ある大きな賞を何度も受賞されている。地元長岡企業同士のコラボで始まったこの蒔絵ぐい呑みも、廣川さんの発案だそう。今日も腕利き職人が揃う長岡仏壇産地を、持ち前のタフさで先導されている。また、同社の社員である伝統工芸士が施す精緻な蒔絵は、同業の蒔絵師も感嘆のため息をつくほど、高度な技術に定評がある。

<関連記事> 2018.5.14 タクミクラフト 古民家展2018 展示レポート

長岡仏壇 有限会社 廣川仏壇店
〒940-2035 新潟県長岡市関原町5-5
TEL 0258-46-2020 FAX 0258-46-5730
Mail butsuko@at.wakwak.com
Web http://www.butsuko.co.jp/

■蒔絵ぐい呑みのお取り扱いについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◎お手入れの方法
軽く水洗いし、乾いた柔らかい清潔な布でからぶきしてください。

◎ご注意ください
・食洗機のご使用はお避けください。

〈ご注文方法〉

〈お届け予定について〉

・在庫がない場合は、ご注文受付後に作家が制作しお届けいたします。
※但し、馬上盃は生産終了品のため現品限りとなります。売り切れの際はご容赦ください。
・一点一点手作りのため、お待ちいただく場合もございますがご了承ください。現在、受注生産となった場合は約2〜3週間でお届けの予定です。
・お届けの準備が完了しましたらメールにてお知らせします。
・配送はクロネコヤマト便でお届け予定です。発送準備完了のご連絡をしました際に、ご希望の日時をお知らせください。
・海外発送をご希望の方は事前にお問い合わせください。

〈キャンセル、お支払いについて〉

・ご注文受付完了後、5営業日以内に代金をお振込ください。期限を過ぎると自動キャンセルとなります。
・お振込完了後に各作家が製作を開始します。作業に着手していますので、それ以降はキャンセルできません。ご注意ください。
・お届け時の送料、代金振込手数料はお客様のご負担とさせていただきますのでご了承ください。送料はショップ個別商品ページから確認できます。なお現在、ショップオープン1周年記念キャンペーン中につき、購入代金が15,000円以上の場合は無料です。(2018/7.7-)

〈修理について〉

・お届け後、万一落下等で破損した場合や汚れが発生した場合は、交換/修理を承ります(有償)。まずは状況を info@takumicraft.com までご連絡ください。

タクミクラフト・ショップ

タクミクラフト・ショップ ガイド


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

Exclusive Product for Takumicraft– ‘Magewa Stool’ by Adachi Shigehisa Shoten and ISANA

  Exclusive Product for Takumicraft– ‘Magewa Stool’ by Adachi Shigehisa Shoten and ISANA We would li …

タクミクラフト・ショップ お買い物ガイド

  お買い物前に、ショップ利用規約をご覧ください。 ‘KOIOKI コイオキ’ をご購入の場合は、こちらをご覧ください。 タクミクラフトWEB【買う】各作品詳細ページへ 作品の …

曲げわっぱ弁当箱

‘Magewa’ Lunch Box by Adachi Shigehisa Shoten

  足立茂久商店 檜(柾目)丸二段 曲輪の弁当箱 LAST ONE IN STOCK ‘Magewa’ Double Lunch Box by Adachi Shigehisa …

タクミクラフト・オンライン古民家展2021

北方文化博物館で開催する「タクミクラフト古民家展2021」にあわせ、2021年5月1日から31日までの1ヶ月間、タクミクラフト・オンラインショップで期間限定の展示販売を行います。普段のショップではお取 …

ウルトラセブン 小物入れ

「ウルトラセブン×寺泊山田の曲げわっぱ 小物入れ/スツール」販売開始

「ウルトラセブン小物入れ」は、足立茂久商店と株式会社円谷プロダクションの契約満了のため、2022年7月6日をもって販売を終了いたしました。「ウルトラセブン スツール」は、引き続きタクミクラフト・オンラ …

匠の言葉、製作風景

匠へのインタビューレポート、製作する姿を追ったショートムービー

伝統を育む風土、
匠に聞く豆知識

16の伝統的工芸品にまつわるあれこれ

手に取る工芸品、
目の前の匠

実際に工芸品をみる、つくり手に出会えるチャンス

匠の技をなぞる

製作体験ができる工房、施設、イベント

手元に置きたい!
持ち帰る工芸品

工芸品が購入できる店、施設、イベント

これからの工芸

新しい取組、産地の若手職人情報

解説: 調べる 注意: これは現在の親テーマ内のファイルです。 ファイルを更新 WordPress のご利用ありがとうございます。 バージョン 4.7.2