新潟の伝統工芸と繋がる タクミクラフト

触れる - 新潟の伝統工芸の展示会など

2019.11.20

Takumicraft with IN Gallery

「山の織 雪の色」展 参加作家

Weaving Mountain, Coloring Snow

開催:【終了】2019年11月16日 SAT 〜24日 SUN 12:00~19:00(最終日17:00閉場)18・19日休廊

参加作家イメージ

投稿日:2019年11月20日 更新日:

Weaving Mountain, Coloring Snow

山の織 雪の色

Japanese page English page

‘Weaving Mountain, Coloring Snow’: Experience Niigata’s Ancient Woven Cloths in This Exhibition (link to JAPAN Forward website)

【終了しました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。展示会レポートを是非ご覧ください。】

参加作家

大滝ジュンコ

羽越しな布 大滝ジュンコ(村上市山熊田)
Otaki Junko

伝統的工芸品 羽越しな布 つくり手 /マタギの嫁

埼玉に生まれ、アーティストとして国内外で活躍してきた大滝さんは、山熊田の土地と人の暮らしに魅せられ2015年に移住。文字通り山と熊と田に生きる集落の人々と共に、「山で暮らす」ことを選択しました。集落の人々が現在に繋いできた山の恵みをいただきながら生きること、その生きざまを自身の身体に落とし込みながら山で暮らすための生き方を学んでいます。暮らしのなかに溶け込んだしな布の機織りを、山の暮らしの一部として継承しながら、山熊田では消えつつあるいざり機でのしな織りの復活や新商品の考案など、大切な文化を未来に繋ぐための活動を精力的に行っています。

越後上布 織り桑原 博

越後上布・塩沢織物 桑原 博(南魚沼市塩沢)
Kuwabara Hiroshi

桑原織物株式会社 代表取締役/国指定重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産 越後上布 製作者・越後上布技術保存協会会員/塩沢織物 工芸士会 会長・塩沢織物工業協同組合 理事長

雪深い塩沢で、代々機屋を営む家に生まれ育った桑原さんは、幼少の頃より塩沢織物に触れて育った生粋の織物の人。持って生まれた感性と磨き上げた技術で、麻の古代布 越後上布に、伝統の本塩沢、塩沢紬、夏塩沢など先染の絹織物を製作しています。桑原さんの手がける織物はどれも上品で繊細な仕上がり。塩沢の織物の中に生まれ、技量と愛情をもって織物に尽くし、後進の育成や技術の継承に奔走される人柄が作品に表れています。

その他の参加作家

piquantpiquant

苧麻バッグ piquant(東京都)

越後上布・塩沢織物の産地で育てられた貴重な苧麻を、作家の心に響いた世界各国のリボンや紐などとともに編み込んだ苧麻バッグ。世界にひとつしかないブリリアントなバッグは、都会的でオリジナリティー溢れる作風が人気です。苧麻提供:越後上布保存協会

マクラメ編 中野三奈子(新潟市)
Nakano Minako

古代から伝わる「結び」で編みあげるマクラメ編みの達人。森の賢者フクロウやカラフルなカメレオンなどのアクセサリーのほか、今回の展示会のために製作していただいた村上堆朱の玉を編み込んだチャームや、羽越しな布の糸で編んだ飾り紐など、ここにしかない作品をご紹介しています。

越後上布 テーブルランナー小千谷織物 テーブルランナー十日町織物 テーブルランナー

塩沢織物、小千谷織物、十日町織物
Shiozawa Orimono, Ojiya Orimono, Tokamachi Orimono

新潟の各伝統織物産地の布で作られたテーブルランナーです。着物となるための反物にめったにハギレはでませんが、産地でわけていただいた貴重な布を用いて、本物の織を愛でるタペストリーやシェードをご紹介しています。(すべて一点物。現品限り)

新潟の工芸職人、作家による作品

KOIOKI羽賀良介 羽賀仏壇店 新潟仏壇羽賀富美子

(新潟仏壇 塗師・蒔絵師)
羽賀良介・羽賀富美子
Haga Ryosuke and Haga Fumiko

TV放送で全国的にも有名になった色漆錦鯉の箸置き「コイオキ」は、お祝いや記念に喜ばれる珠玉の逸品。県内仏壇職人たちの工芸技術が結集され作られています。コイオキの木地は仏壇木地の伝統工芸士が手がけています。1折ご購入の場合は錦鯉発祥の地、小千谷の伝統織物「小千谷縮」のコースター付き。コースターの餝(かざり)金具は、仏壇金具の伝統工芸士が製作しています。

8/10焼き桐の箱鈴木さん鉋がけ

(加茂桐簞笥)
鈴木浩昭 Suzuki Hiroaki

高級婚礼家具の代名詞「加茂桐簞笥」の熟練職人が、簞笥と同じ品質の国産桐で作る小物たち。電気のいらない桐エコスピーカーや、米どころ十日町の減農薬玄米とコラボした〈8/10 はちがつ-とおか〉加茂桐米びつが人気です。贈答用におすすめの「コイオキ」特製桐箱も鈴木さんの作。木地、焼桐、鯉形などお好きな仕上げをお選びいただけます。

曲げわっぱの弁当箱曲げ輪の椅子+ISANA足立照久

曲物(寺泊山田の曲物)
足立照久 Adachi Teruhisa

長岡市寺泊の海辺の集落で、代々受け継がれてきた曲げわっぱの後継者もいまや足立さん一人となりました。電子レンジにかけられるわっぱセイロは3年待ちの大人気。お弁当箱とあわせ、今回の展示では極少数を展示販売しています。曲げわっぱの強度と美しさを生かした曲輪スツールは、タクミクラフトオリジナルバージョンを限定販売。染色作家のISANA 中川なぎささんが製作した染め布を、座面にあしらいました。

トリオキ さいとうようこ 羽賀富美子TORIOKIさいとうようこ

(造形作家)
さいとうようこ Saito Yoko

この展示会から公式にお披露目の「トリオキ」は、パルスデザインの企画です。陶芸をアーティストのさいとうさん、蒔絵をコイオキで活躍中の羽賀富美子さんが描きました。ひとつひとつ手作りのため微妙に表情が違います。グレートオウル、ホワイトオウル、トラフズク、アオバズク、コキンメ、シマフクロウ、アナフクロウ、メンフクロウ。フクロウシリーズをご紹介します

ネコオキもちネコネコオキとミミ

ネコオキ(仏壇工芸士 × クリエイター)
クエルカ Cuelca

県内の仏壇工芸士たちがコラボレーションして作り上げ、最後に蒔絵師の羽賀富美子さんが彩色絵付をして仕上げるネコオキ。おもちのように丸っこい〈もちねこ〉、様々な愛らしい姿の〈ちゃめねこ〉、本展示で初お披露目、仏壇彫師の妙技が光る〈ねんねこ〉と、それぞれ異なるクリエイターがデザインしました。愛猫のイメージや、ご希望の絵柄でオリジナルも製作できます。愛らしい作品を是非お手元に。

その他、こちらで紹介しきれない新しい工芸品の数々を展示販売中です。

展示作品、作家の詳細は Takumicraft SNS でも順次ご紹介しています。
Facebook: Takumicraft.Niigata
Instagram: @takumicraft
Twitter: @takumicraft

今後の作家在廊予定です。(予告なく変更になる可能性があります)

羽越しな布|大滝ジュンコさん 11/20 12:00-17:00頃まで/11/21 12:00-14:30頃まで
11/24 終日・トークイベント 14:00-15:30
越後上布・塩沢織物|桑原博さん
11/24 終日・トークイベント 14:00-15:30
苧麻バッグ|piquantさん 11/20 – 24 12:00-17:00頃まで
タクミクラフトスタッフの在廊予定は以下の通りです。
飯塚/11/22 – 24 終日
川越/11/23 – 24 終日
多くの皆さんにお会いできることを願って!!
IN Gallery でお待ちしています。

会期はあと数日、24日(日)まで

2019年 1116日(土) ー24日(日) 18(月)・19(火)休廊

OPEN 12:00ー19:00(最終日 – 17:00)

会場:IN Gallery(東京都世田谷区深沢1丁目11-15)
東急電鉄 自由が丘駅より徒歩20分 または バスで5分、下車徒歩2分 アクセスMAP

伝統織物と漆、桐など小さな工芸作品、作家作品の展示販売と作家イベント

作家イベント

1124日(日) 14:00 ‒ 15:30
二人の作家 羽越しな布 大滝ジュンコさん / 越後上布 桑原博さん によるトーク、高機での製作実演など
参加費 500円(小さなお茶菓子付き) 要予約 各回定員25名(残席わずかです)
予約はIN Gallery WEB または メール:ingallerycalendar@gmail.com 宛にご連絡ください。
※17日のイベントは盛況のうちに終了いたしました。ご来場ありがとうございました

→→→「山の織 雪の色」展について

→→→JAPAN FORWARD 掲載記事 日本語版英語版 ENGLISH

関連記事

新潟県伝統的工芸品展2023

第40回新潟県伝統的工芸品展 at 無印良品 直江津【終了】

たくさんのご来場誠にありがとうございました。 2023/11/18(土)・19(日)上越市直江津の無印良品店内で開催! 文化・芸術の秋。今年も県内の伝統的工芸品産地が集う県伝展(新潟県伝統的工芸品展) …

新潟玉手箱

新潟玉手箱 新潟仏壇の新しい挑戦 Vol.1

新潟仏壇の匠 謹製 未来の玉手箱シリーズ 新潟仏壇の塗箔師、蒔絵師、金具師が、未来の玉手箱を手がけました。 高級箪笥として名高い加茂桐箪笥の職人による桐箱に、新しい感性で漆と蒔絵、手彫り金具をあしらっ …

新潟玉手箱 新潟仏壇の新しい挑戦 Vol.2

2017.10 旧小澤家住宅に展示された新潟玉手箱に魅入る photo:ナカニシミカ 2017年9月、新潟仏壇の匠たちによる新しい試み「新潟玉手箱 NIIGATA TAMATEBAKO」がスタートしま …

新潟仏壇工芸展

第12回 新潟仏壇工芸展【終了】

たくさんのご来場誠にありがとうございました。 The 12th Niigata Butsudan(Buddhist Altar)Exhibition 伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 現 …

旧小澤家でのWS

第7回新潟仏壇工芸展×越後生紙展 展示レポート

  2018年10/16〜11/11に、新潟市の旧小澤家住宅にて開催された新潟仏壇組合と越後生紙振興会との合同展示レポートです。 第7回 新潟仏壇工芸展 主催: 新潟仏壇組合・旧小澤家住宅  共催:新 …

匠の言葉、製作風景

匠へのインタビューレポート、製作する姿を追ったショートムービー

伝統を育む風土、
匠に聞く豆知識

16の伝統的工芸品にまつわるあれこれ

手に取る工芸品、
目の前の匠

実際に工芸品をみる、つくり手に出会えるチャンス

匠の技をなぞる

製作体験ができる工房、施設、イベント

手元に置きたい!
持ち帰る工芸品

工芸品が購入できる店、施設、イベント

これからの工芸

新しい取組、産地の若手職人情報

解説: 調べる 注意: これは現在の親テーマ内のファイルです。 ファイルを更新 WordPress のご利用ありがとうございます。 バージョン 4.7.2