2021年2月21日(日)朱鷺メッセで1日限りの開催
37回目を迎えた今年の新潟県伝統的工芸品展は、新潟市にある朱鷺メッセを会場に、1日限りで開催されました。当初は2月最初の週末に三条で行われる予定でしたが、昨今の新型コロナ感染症防止対策のため来場者と出展者の安全を考慮し、日時会場を変更しての開催。当日は感染防止対策が万全にとられるなかで県内の8工芸産地が集い、匠の実演や展示販売が行われました。
会場風景
今年の県伝展は製作実演と展示販売に絞られ、例年より規模を縮小しての開催ではありましたが、職人さんとお客様が楽しそうに、ときに真剣に意見を交わし交流されている、いつもと変わらぬ風景が多く見られました。精魂込めて作られた作品を手に取り、お求めになる方もたくさんいらっしゃったようです。やはり直に触れ合えることの大切さ、素晴らしさを感じた展示会でもありました。
私たちタクミクラフトも今回は広報連携に専念し、会場での展示販売参加は行いませんでしたが、来年はきっとまた県内産地の皆さんとご一緒できることを楽しみにしています。
なお、リアル県伝展は終了しましたが、県伝展のウェブサイトではオンラインで匠の製作風景(ショートムービー)や産地製品の紹介などがいつでもご覧になれます。また、オンラインショップでは展示会でも販売していた作品のほか、各産地の多種多様な作品が購入可能です。ぜひご覧ください。
kendenten onlineshop オンラインショップ
参加工芸産地と実演内容:新潟県内より8産地
- 村上木彫堆朱 :木彫堆朱の木彫及び三彩彫
- 新潟・白根仏壇:蒔絵
- 加茂桐簞笥 :3段小引きたんす製作
- 三条仏壇 :木地
- 越後三条打刃物:包丁研ぎ(手研ぎ)/鑿刃研ぎ/剃刀刃研ぎ/籐巻/作切り/顕微鏡で見る金属組織
- 長岡仏壇 :実演なし
- 小千谷織物 :実演なし
- 塩沢織物 :機織り
みなさま、来年の県伝展でまたお会いできますように!
photo : mika nakanishi