たくさんのご来場誠にありがとうございました。
The 11th Niigata Butsudan (Buddhist Altar) Exhibition
伝統的工芸品 新潟仏壇 「未来へ繋ぐ伝統の技」 現代仏壇と新作小物の展示&ワークショップ&工芸士実演
2022年 10月15日(土) ー11月6日(日)
OPEN 9:30ー17:00(10/17月・24月・31月、11/4金は休館)
会場:北前船の時代館 旧小澤家住宅 新潟市文化財
入館料 一般:200円 小学生・中学生:100円
※ 観覧券の販売は16:30終了
※11/3 文化の日は入館料無料
※土日祝日は小中学生無料
新潟市中央区上大川前通12-2733 tel. 025-222-0300
毎年恒例、秋の「新潟仏壇工芸展」の時期となりました。今年も会場は旧小澤家住宅にて、熟練仏壇職人の皆さんによる展示、製作体験、実演を行います。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用と備え付けのアルコール消毒液の利用をお願いします。
10/16、23、11/3 は、仏壇の匠たちによるワークショップ、
10/30、11/3 は蒔絵師による製作実演を行います。
仏壇の技を生かした小物の展示
展示会ではお仏壇だけでなく、仏壇製作の高度な技術を生かした小物もバリエーション豊かに並びます。各工房それぞれの技とアイディアが光った逸品、きっとお気に入りが見つかるはずです。
新潟仏壇 挑戦の歩み
蔵の展示では、新潟仏壇組合のメンバーが力をあわせて挑んできた、これまでの取り組みをご紹介します。特に平成13年から18年にかけて、産官学の取組で試作製作された現代仏壇のバリエーションにご注目ください。その他、アートワークの制作協力事例などもパネルでご覧いただけます。
蔵の中でもひときわ目立つ青い現代仏壇(写真は2020年の展示風景)
新潟仏壇組合パンフレット 2022(クリックして拡大表示)
新潟仏壇の職人によるワークショップ&実演
金具、蒔絵の技術を使った製作体験は、小学生以上からどなたでもお楽しみいただけます。
料金は各500円、製作時間は30分程度です。ご自分で作った作品はお持ち帰りいただけます。
また、新潟仏壇 伝統工芸士による蒔絵製作の実演は、ご自由にご覧いただけます。
ワークショップ(製作体験)
10/16(日)・10/23(日) 金具打ちによるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です)
11/3(水・祝)蒔絵によるネームプレート作り
会場:旧小澤家住宅内 松の間(通常は非公開のお部屋です)
午前の部 10:00〜12:00
午後の部 13:00〜16:00
10/30(日) 11/3(木・祝)伝統工芸士による蒔絵実演
会場:旧小澤家住宅内 台所
新型コロナ感染防止対策のため体験会場では、検温とお名前、ご住所等の記帳にご協力ください。
ワークショップは予約不要、ご希望の方順にご案内しますので、職人さんにお声がけください。
同時開催 旧小澤家住宅 藤の間と蔵にて「越後生紙展」
越後生紙振興会会員の皆さんの和紙作品を展示します。新作品がご覧いただけます。
新潟仏壇 五職の匠
仏壇は、5つの専門工程による分業で製作されます。
木地師
良質の天然木を用い、ほとんど釘を使わない組み立て方式。仏壇の土台となる原型を細部まで造ります。
彫師
平彫り、丸彫り、立体感を出す重ね彫り等、何種類もの彫刻刀を駆使して仏壇内部の図柄を彫り出します。
金具師
銅や真鍮にタガネで丹念に打ち出します。飾り金具の多さと魚々子(ななこ)紋様が新潟仏壇の特徴です。
塗師
下地を塗り、何度も繰り返し漆を塗り仕上げた後、金箔を一枚ずつ貼っていきます。その後、組み立ても行います。
蒔絵師
漆を使い様々な絵模様を描き、金粉等で着色します。美しい蒔絵を多く使用しているのも新潟仏壇の特徴です。
新潟仏壇組合とは
新潟の街で仏壇業を営む同業者の集まりが起源で、最古の店(昭和中期に閉店)は元禄年間創業と言われています。
その後、明治・大正の殷盛期を迎え大正6年に新潟市佛壇業組合を設立、昭和24年に発足の新潟県宗教用具協同組合を経て、同52年に新潟市仏壇業協同組合を設立(当時43事業所)。同55年には伝統的工芸品産地の指定を受けました。
現在は7事業所(内、伝統工芸士7名)で、伝統的技術・技法の伝承、その他の信仰事業の推進活動を続けています。
新潟仏壇組合 事務局 e-mail:haga-fba@ec2.technowave.ne.jp