細かな金粉のドットがきらめく蒔絵のピアス
ご夫婦で新潟・白根仏壇の伝統工芸士である羽賀良介さん、富美子さん。塗箔師の良介さんは、5職(木地、彫刻、金具、塗箔、蒔絵)の分業で製作される仏壇工程のいわばプロデューサー的役割を担う。仏壇の木地ひとつひとつに刷毛で丁寧に漆を塗り、金箔を貼って金具を飾り、組み上げる。なぜ刷毛目なく漆黒の平面が作り出せるのか、何度見ても不思議で仕方ない。
蒔絵師の富美子さんは、仏壇を更に美しく装飾するアーティスト。漆で描く様々な絵柄と金粉、螺鈿などで飾られた仏壇は、見る者を惹きつける。漆をキャンバスにした美術作品も数々制作し、県展出展や個展開催など、作家活動も精力的だ。
漆の香りが漂う工房で、各々刷毛や絵筆を握り、またおふたりで手際よく仏壇を組み上げるさまを想像すると、目の前のお仏壇がまた活き活きと違って見えてくる。
漆塗箔押部門 伝統工芸士 羽賀良介さん
蒔絵部門 伝統工芸士 羽賀富美子さん
〒950-0871 新潟県新潟市東区山木戸6丁目11-6
TEL 025-273-1791
E-mail haga-fba@ec2.technowave.ne.jp
Facebook 羽賀 ふみこ
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